27こぶラクダ!!【ネタバレあり】
【WARNING!! ネタバレあり!!】
好きなバンドがいる。
大好きな曲がある。
今どうしても聴きたい曲がある。
そんな時に、そんな歌を、ライブという場で目にすることができたら、それは奇跡のような瞬間で、日常なんて、理屈なんてちっぽけなものはどーでもよくなるんだ。
それがライブだと思う。
今日、この日に、僕はその奇跡を目撃した。
最新アルバム『27』を引っさげての怒涛の全国ツアーを駆け抜けたSUPER BEAVERは、今日ZEPP DIVER CITYにて、ツアーファイナルを迎えた。
恥かしながらSUPER BEAVERを知ったのは『27』がリリースされる直前だったけど、個人的にはこの2016年という年はSUPER BEAVERとともに駆け抜けてきたと僕は思っている。
それくらい彼らは特別な存在になったし、今の僕がいるのは彼らのおかげといっても過言ではない。
そんなこんなで挑んだツアーファイナル。蓋を開けてみれば、最初から最後まで彼らは全力だった。
「行けるか、ZEPPー!!!???」
ぶーやんの煽りに負けじと応えるオーディエンス。
髪を振り乱してギターをかきむしる柳、暴れんばかりの低音を響かせるリーダー、ツアーを通していっそう老け込んだひろぽん(笑)もとい、ヒロもここぞとばかりにドラムを響かせる。
俺たちがSUPER BEAVERだっ!!と言わんばかりの圧倒的なライブパフォーマンスが炸裂しまくる。
かっけぇなぁ、おい!!
それだけでも十分すぎた。最高だった。
暗転した中、柳の印象的なギターをバックにぶーやんが歌い始める。
未来は結末は誰にも分からない
それでも全てを運命と言いたくはない
「運命」が始まった瞬間、涙が止まらなくなった。
苦しみ、悲しさ、孤独、言葉にならない日頃の想いの全てがそこに、音楽としてあった。
すっかりあたたまったフロアを見渡して、
「あなたのその1秒を預かりまして、歓びの明日に変えさせてもらってもいいですか!!??」
立て続けにぶーやんが煽ると自然と拳を天高く突き上げていた。
歓びの明日に
ねぇ、僕らは絶えず歌う
悲しいとか声に出して
聴きたいけど、きっとやらないと思っていた曲。突き刺さる。グサグサと。
感動、高揚、アドレナリン、涙で霞むステージ。
これぞ、ロックバンドのライブ!!
楽しい!!楽しすぎる!!
気づけば2時間半たっぷりと彼らの音楽を堪能していた。
途中、レーベルメイトのsumikaの小川さんがゲスト参加したり、ニューシングルの発表、披露、そして来年の日比谷野外大音楽堂でのワンマン決定など、お腹いっぱいなツアーファイナル!!
最高だった!!もう死んでも悔いはない!!
素敵な景色をありがとう。
「明日からまた、あなたにとっての日常が始まる。色々溜め込んで、また一箇所に集まろう!!」
うん、また会いに来る!!絶対に!!